極と極はつながっている

この世界はどんなものも極と極はつながっている。

例えば、マクロとミクロもそうだ。永遠と無限もそうだ。はじめと終わりもそうである。

ちょっとぴんと来ないと思うが、ダイヤモンドも石炭から出来ると。

聖と俗も然り。


自然界はその摂理によってある一定の法則の中でバランスを取っているが、人間だけは１００％が自然の摂理で動くのではなく、自由意志という領域を持っている。

それは自然の摂理を逆行することも可能であるという意味でもある。

しかしいくら自然の摂理を逆行することが可能であってもバランスを失った人間はどうなるか。

異常事態に陥ることになる。

人間はこの宇宙にある自然の摂理に対して、自らコントロールしていかなければならないという次元に位置している存在なのである。

従って自然の摂理に逆らうことも出来るが、当然バランスを失っておかしくなる。


自然界では摂理の力によって自動でバランスをコントロールする。

外界から摂理の力以上のものが働かない限りバランスを保って存在できる。存在している。



さて、今の世界はバランスを失っている。異常事態を迎えている。

このバランスを正すとは、宇宙の法則に人間が合わせていく事を言う。


人間は長い歴史の中で、何度も間違いを犯しながら、自然の摂理に逆らい続け、今極まで来ているというのが、歴史の見方である。

極と極はつながっている。

とことん間違った方向へ進み、今来るところまで来た。行き着くところまで行ったという状態なのだ。


従ってこれからは気付き始めた人間から、どんどんその周りの環境を整えようとする。


不正、汚職、腐敗・・・・。これらが社会の中に蔓延っていて、それが極に至ろうとしている。


それにしても、行き着くところまで行かなければ分からないというのも情けない話だ。