[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
◇11 家系図の読み方~1
ジェノグラム・ダイアログを始めるにあたって市役所や区役所で戸籍をわざわざ取りに行かなくても、親や祖父母が存命であれば、その口伝である程度、自分が受け継いだ課題は見えてくる。
仮に両親が他界しており情報収集が困難な場合でも、現在身の回りで展開している人間関係や、過去に展開していた人間関係で、おおよそ自分の置かれている家系的な課題はわかってくる。
「家系は繰り返す」という言葉は有名だが、これは決して神話でも偶然でもない。
世界中で家系研究が進む中で明らかになった統計的な事実であり、統計学なのだ。
家族や親族の関係性を記した家系図が、精神医学、臨床心理などの分野で、世界では治療を目的としたカウンセリングに広く用いられている。
さて、家系図には様々な形式が存在するが、このジェノグラム・ダイアログ(次回からジェノログ)では、まず始めに家族間での情の関係が密着した良い関係であるのか、関係が薄く悪い関係であるのかを尋ね、それらを分かり易く表にまとめることからスタートする。
すると家族間での情の関係が明確に分かり、しかも世代を超えて同じようなことが繰り返されているということがおおよそ分かってくるはずだ。
さらに、死亡年齢、何かの依存症、自殺などの事実も相談者が開示できるのであれば、家系の癖の傾向を知る重要な手がかりとして書き込んで行く。
これらダイアログの基本的な約束事として話す内容は相手に任せるということなので、言いたくないことはそれ以上聞かないので安心して欲しい。
そして、これで精神的な病気や自殺などを引き起こす根本原因は、先祖における親子関係の問題が大きく影響していることが分かってくるはずだ。
家系図を見て判断していくということは、精神医学や臨床心理の分野でも一般的に用いられているほどの整合性と信頼性があるのだという事実も知っておいてほしい。
ここでは存命情報、死亡年月、死因、の情報もできるだけ正確に分かれば更に判断しやすくなる。
ジェノログを受ける場合は誰もが現在の自分自身を中心にして見ていく。
家系というのは、遡れば遡る程、裾の上が広くなっていき、沢山の血が集まり、最先端にいるのが現在の私たちとなるわけだ。
もちろん上を辿ると、とてつもなく広がって行くのだが、ほとんどの場合が三代上のお爺ちゃんお婆ちゃんのところからで受け継がれた課題というものは判断できる。
私という一人の人物が地上に存在するためには、両親がいなければならないし、その両親にも当然のことながら両親が存在する。
これを辿って行くと、私たちは誰でも家系を背負って生まれてきている代表選手なんだということが理解出来るだろう。
先祖からは体格、体質、性格、情などの影響を受けるのだが、それは遺伝子やDNAに先祖からの情報が入っており、それが現在の「私」を形成するからだ。
それ以外には結婚に至るまでの状態や家庭外での人間関係、夫婦関係や親子関係、仕事なども知らないうちに「私」という存在は家系の癖を受け継いでいるのである。
父方、母方の影響は理論的には50%ずつ出て来るはずであるが、実際に調査をするとそう単純ではない。
多くの家系で家運が衰退し、重病人が多い家系は、統計的に「人間同士での恨みが多い」家系であるということも分かっている。
家族相互間の持つ恨みの心理が精神や肉体に大きな影響を与えているのだが、それらが家系衰退という方向へ向かう結果となっているのだ。
人間にとっての恨みが何かと言えば「愛情関係」「命に関わること」「金品に関わること」である。
これ以外にはなく、この3つが人間の欲望の根源であり、これらを奪われたり失ったりすると最大の恨みになるのだ。
更に細かく説明すれば、命の問題も金品の問題も全て親子の間で起こった少しの誤解から愛情関係の恨みへと発展し、それが病気の原因となる心の傷へつながるということを心に留めて頂きたい。
この親子の情関係が解決されないままで親から引き継がれるため、子孫に色々な影響を及ぼすこととなる。
離婚、再婚、不倫、別居などで愛を失い、奪われたという恨みが多い家系では子孫の愛が実らない。
つまり同じようなことで子孫が苦しんでしまうわけである。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
ネット放送局「ユニミックス」にてDJをしています。
番組名「ミッドナイトトーク」
ミッドな夜にミッドな気分で聞いていただけると嬉しいです。