価値観の変革が始まっている

心と体。

政治と経済は体に相当する部分であり、趣味や娯楽や芸術は心の部分です。

あまりにも混沌として自らの本性を見失いそうな人々が多くいるだろうと思う。


例えば心では平和を望んでいる人々は相当数いるはずだ。

ところが生活という現実の中に埋没させられてしまって、本当の自分自身の心の声が聞こえなくなっている人々が多い。


精神的に不安定な状態である。

心はどんどん時代の先に進んでいるのだが、周りの環境が心の望んでいる世界と違う。

このギャップが今大きくなってきている。

それが体の不調という形で様々な障害を生んでいる。

これからどんどん心は進んでいくだろう。

しかし環境は心の変化に着いていっていない。益々取り残されていく。


そして人々の価値観がどんどん変わろうとしている。いや、間違いなく変わってきている。

これまで物質主義の価値観だったはずが今やもっと本質的なものを求めるようになってきた。


まだ少し時間がかかるだろうが、将来の世界において私有財産というものに対して執着しなくなる。

マイホームを手に入れるために無我夢中で働く。そんなことも無意味であることに気付き始めている。


心はそんなところに喜びを求めてはいない。

もっとマイホームの本質。家庭というものの本質を見つけ始めている。


家が欲しいのではない。その家に家庭というものがあればこそ家の価値が生まれる。

そして更に気付きが始まる。目覚めと言うべきかもしれない。


この地球自体が我が家であるという価値観にまで到達する。

小さなマイホームという場所に留まることの愚かさに気付き始めている。



未来においては、縮小思考ではなく、拡大思考になる。

もっともっと外へ意識が向かうようになる。


世界を見て回ることも楽に出来るようになるということもその契機となる。

人は何のために生きているのか。


これまで以上に更に本質的なところに目を向けるようになる。


その為にも体の部分である政治と経済において大変革が大切になってくる。

しかしそれ以前に心の変革に気付かなければならない。

心が変わっていくことに気付いてこそ、心が本質世界に住めるようになる。


要はどんなに政治家が改革を叫ぼうが人々の心が目覚めていなければ、平等で平和なそして自由な世界は実現できないのだ。

医療の無償化も実現可能なことである。

人間の心が本質の次元に目覚めれば、今のように働くことに人生の大半を費やす必要もなくなる。


娯楽や趣味や芸術の世界に喜びを感じながら、そしてそれらを通じて人と人とが心と心を通じ合える世界。そこから来る真の喜びを共有することの素晴らしさを実感するだろう。


その世界を実現することが歴史の目的の一つである。