援け合いセンター創設４ 贅沢とは

援け合いセンター創設についての計画案の前に少し「贅沢」ということについて考えてみたいと思います。
このことは「お金のない暮らし」と非常に深い関係があるからです。

さて贅沢とは何だろう？ということですが、「美味しいものを食べること」「海外旅行に行って世界を観て廻ること」「素敵な服を着ること」「好きな車を乗り回すこと」・・・・。

これらは「贅沢」と言う言葉を使う時によく出てくる行為ではないかと思うのですが、もう少し付け加える言葉があります。
「高級レストランで美味しいものを食べる」「リッチなプランで高額な世界旅行をする」「高価で素敵な服を着る」「高級な車を乗り回す」・・・というように「高価」であるとか「高級」などの言葉が係わった時に「贅沢」という言葉が使われやすいようです。

逆に言えば、その人にとって「高価」であるとか「高級」という感覚がなければ贅沢と言うこともないのではないだろうか？

今度は「贅沢」ということから離れて、「美味しいものを食べる」とか「世界旅行をして世界を観て廻ること」「好きな服を着る」「好きな車に乗る」などの行為自体は、悪いことなのだろうか？どうなのだろうか？

決してそうではないと考えますが、皆さんはどうでしょうか？

今度は「無駄」ということを考えた時に、食べれもしない量を準備して食べきれずに捨ててしまう。
お金が有り余っているからといって、ホテルを貸しきって必要でもない部屋を占領してしまう。
着れもしないだけの数の服を買い漁る。
次々に新しい車を買い捲るなど・・・。これらは一般に無駄と言えるのではないかと思います。


それでは最後にもう一度考えてみたいことがあります。それは「美味しいものを食べる」とか「美しい世界を観て廻る」とか「素敵な服を着る」「車に乗る」という行為自体はどうでしょうか？

これらは誰もが平等に体験し、行為しても良いことではないのかということです。


援け合いセンターが最終的に目指すことは、このように誰もが享受しても良い筈のことが平等に享受できる世界になることを願うのです。

しかし現実世界はそうではなく、一部の人間によって作られた価値観の中で生きているのです。
それはどんな価値観かと言えば「贅沢である」とか「お金がなければ手に入らないもの」という価値観です。
そして「人間は働いて苦労するものである」とか、「生きるためにはお金がなければ駄目なんだ」という価値観です。



この世界にはお金という存在によって、守られている人々がいるのです。
もし僕のような考えを持ち、誰もが無償で奉仕し合って生きて行きましょうといって、これまでの価値観を捨て、生活スタイルを変えたとしたらどうでしょう？

それを良く思わない存在があります。そして、それはごく一部の人間です。

今世界ではそんなごく一部の存在を変えようと動いています。それは非常に大変なことですが、着実にその実現に向けて動いています。これからその副作用とでもいうような世界情勢になってきます。

世界的な規模で侵略の動きが高まってきていますが、今後益々その動きが激しくなってきます。
そしてその変わるべき一部の存在が世界を征服するかもしれないという段階まで行きます。
その段階まで行って、その後あっという間に世界は善の方向に展開します。

世迷言のような話だと感じると思いますが、今は理解できなくても仕方の無いことです。



その世界が実現するまでに多くの苦しむ人々が生まれてきます。
そんな犠牲を少しでも少なくするためのものとして、必要とされる援け合いセンターを誕生させたいということです。