今世紀最大の峠

冷戦の時代が終わり新たな時代が到来したが、今世紀最大の峠となるだろう問題が中東と朝鮮半島問題。

共産主義は実質崩壊したのだが、今再び新生共産主義が誕生した。１９８５年を境にこれまで自由主義の大国であったアメリカが完全に悪魔の手によって首根っこを噛まれ、今瀕死の状態である。

そのアメリカは首根っこを噛みつかれたままの状態で、悪魔の思うがままの人形となってしまい、中東に戦争を起こし、更には朝鮮半島を起爆剤とするアジアの紛争を企てている。



ではなぜ悪魔に首根っこを掴まれたままのアメリカが中東戦争を願い、朝鮮半島の危機を作り出そうとしているのか？

政治的な側面で見れば、今後台頭してくるだろうロシアの勢力を封じ込めるためである。

誰もが中国の台頭を思っているだろう。しかし現実はそうではない。

中国がいくら頑張ってもアメリカのような覇権を持つことは出来ない。

確かに経済大国としての位置を不動のものにしつつあるが、実際には中国が抱えている国内の問題は深刻な状況なのだ。



今の現政権をよく思わない国民が大半であり、今後中国が更に経済成長していけばいくほど国内の貧富の差は大きくなり、いずれ黙っていても内乱が起こることは間違いのないことである。

日本でさえも過去に百姓一揆などを起こしたが、中国人の気質は日本人とは大きく違うものがある。


彼ら中国人の本質は、正義のためには命を賭けてでも戦おうとする義憤に満ちている。

それは日本の温厚主義とは比べ物にならないほど熱いものがあるのだ。



中国４０００年の歴史とよく言われるが、その中国４０００年の伝統を否定し続けてきたのが現政権であり、中国共産党である。

そもそも中国という国は、共産主義思想とは遠くかけ離れた思想がある。

それが今日まで６０年以上にも渡って抑圧されてきたわけだ。



日本人は中国の脅威という言葉をよく使うが、日本人が感じている中国の非人道性に関しては、中国の国民も同じように感じているということだ。

我々が今の中国の在り方をよく思わないのと同じように中国国民も思っているということ。
そして、これまで抑圧されてきた思いが世界のグローバル化と共に、中国にも吹き込んでいく自由の風が後押しして、今や爆発寸前なのだ。



中国はいずれ悪の勢力によって潰されてしまう。そこにロシアも巻き込み、これまで通り世界を思いのままに動かしたい悪の勢力たちの企みがあるのだ。

日本はそれをも回避させなければならない立場にあるのだ。

悪の手先となっているアメリカを動かせるのは唯一日本でしかないからだ。

実に日本とは不思議な国だ。