海洋資源の時代

先日とある場所で、資本主義の間違いということを話す人と出会い、その方は今の社会の精神病患者の発生原因は貧困にあると訴えていました。

確かにそれも一つの原因と言えるが、貧困が精神病患者を生むというのはあまりにも短絡的過ぎる発想であると思う。

かえって富裕層に精神病患者は急増している。そしてエリート層にも。

人間の精神に大きく影響するものは愛情の世界ではないかと思うのだ。


またその方は世界の紛争の原因はエネルギー問題に起因しているという。
いわゆる石油エネルギー問題である。

その方が主張するには、世界の紛争を無くそうとすれば太陽光エネルギーが必須であるという。

では太陽光エネルギーを実用化すれば、世界の紛争は終わるのだろうか？

そんなことはない。


今度は太陽光エネルギーをめぐり争いが始まるであろう。



そもそも資本主義社会は競争の社会である。

そして社会を動かす原動力が資本なのである。

そして社会を支配する要は資本なのである。

資本＝お金。

お金は資本主義社会においては権力と等しいのである。今更あらためて語る必要もないだろう。



そして資本主義社会においては資本家と労働者が支配するものと支配されるものという主従関係において存在する社会なのである。

今世界は富の一極集中が急ピッチで進んでいる。

大企業や組織の吸収合併はその表れでもある。

そして最終段階では通貨というものは存在しなくなる。富の一極化が終了すると為替レートも不要となり通貨自体も不要となる。

そして競争原理は終了し、資本主義経済は終わりを告げる。



これは神の目標とも一致し歴史の目的の側面でもある。あくまで一側面である。

地下組織の連中もその意味では同じ目的である。

ただ歴史の目的の一側面であるという意味は、神においてはそれはまだ最終目標ではないという意味です。

しかし地下組織、裏社会におけるカルト集団たちの目標はそれで終わる。己たちが世界の頂点に君臨し、世界人類を権力で支配することでその目的は達成される。


人類の歴史を正しく理解し、そしてこの世界の流れを正しく理解するためには、世界の宗教史をマクロ的に知る必要がある。またそこから導き出される歴史の裏に脈々と流れる２つの大きな意志を見つけ出さなければならない。ミクロ的に細かなことに気を取られていると大局が見えてこない。


そのことが理解できれば、世界の紛争の根源や貧困の問題、次なる世界の姿などが自ずと見えてくる。

少し結論を急ぐが、これからは海洋エネルギーの時代であり、海洋資源の時代であり、人々は居住空間、活動の舞台を海に展開していくようになる。

７０億の人口がどうだこうだと言っているがそんことはデマ報道でありカルト集団たちの策略の一つである。


まだまだこの地球には多くの人口を養うだけの食料やエネルギー、居住空間はある。

海底もそうだが、陸地にしても開発が出来ていないだけであって、人が住んでいない広大な土地がアメリカにもまだまだ限りなくある。


そして海洋の時代が進んでいくと同時にいよいよ宇宙時代に入るようになる。

宇宙には地球と同じような環境が無限にある。

しかし人類はまだ宇宙時代を迎えることは出来ない。宇宙を認識できるだけの意識レベルがまだまだ低いからなのだ。



さて、カルト集団たちの願う世界は愛の世界ではない。単なる権力による人類支配を目論んでいるだけである。
彼らの心の根底にあるのは、自己愛のみである。そこには本当の心の充足など微塵もないのだが、本当の心の充足。それに気付くまで暫く時間がかかるだろう。

ところが宇宙時代を迎えるには、この愛の問題が解決されない限り人類は次のステップへと進めないようになっている。この宇宙は実に不思議なもので物質と精神はバランスの問題が関係していて、物質（環境）と精神（意識）はバランスを取り合っている。

従って人間の心のレベルが宇宙環境に適応するだけの次元にまで高まらない限り、宇宙自体が人間に反発し住めないようになっている。


今人類の精神レベルは非常に高まってきている。しかしごく一部の人間のみがいつまでも幼児レベルの意識でしかない。いつまでも愛されたい。かまってもらいたいというレベルでしかない。その幼児レベルの人間たちが世界の９割以上の富を持ち、世界を支配しようとしているのであるから、非常に問題である。

子どもが物に執着する姿そのものなのだ。

彼らには世界の貧困を無くすだけの富を持っている。蓄えた富のごく一部を提供するだけであっという間に世界から貧困や飢餓は消えてなくなる。

紛争も同じである。彼らが自己愛を捨てれば一夜にして世界の紛争はなくなる。なぜなら世界の紛争を操っているのが彼ら自身だからである。


何度も言っているが世界を混乱に陥れているのは、宗教から発生したカルト集団たちである。
その宗教とは神が人類を正しい方向に導く為に発生させた宗教である。皮肉なことだ。

ユダヤ教であり、キリスト教であり、イスラム教であり、そして仏教でもある。
そしてそこに関与する実にごく一部の人間たちである。大多数の信者たちはそれとは全くの無縁である。

ローマ法王も関与している。

日本の天皇家についてはここでの言及を避けることにする。




人間の心が宇宙のように広く大きくなる為に次の海洋時代が訪れる。
その期間に人類は海から溢れんばかりの心の広さを獲得しなければならないのだ。