助け合う喜び

ここのところ話題といえばほとんどが震災に関することですね。
そして誰もが出来る限りのボランティアや支援をしています。

大金を寄付したり、物資を送ったり、直接現地入りして食事のお世話など・・・・。

この気持ちなんですよね。大切にすべきことは。

ただ肝心なのはこの気持ちが今後被災地が復興しても維持されるかどうかなんですよね。

そこには与え合うという行為が中心になって支え合っているんです。

この世界が本来普通にあるべき人間の姿なんです。この心が拡大していけば資本主義社会ではなく、家族主義の世界に近付くわけです。今回、活躍している助け合いの中心は政府ではなく、国民一人一人なんです。

政府よりも国民が立派なのです。

だからこの気持ちを忘れずにこれからもずっと維持していくためのシステムや社会を作らなければいけないなと思います。

災い転じて福となる。ということわざの如くに今度の震災を災いとするならば、助け合う喜びと助け合うことで誰もが幸せに近付くことが出来るということを知ったのが福かもしれません。

今の社会ではお金が無いことで、人間関係が壊れるケースが多いと思います。

生活にゆとりがなく、夫婦共働きで子供とのふれあいもすくなくなり、親子の間で関係が薄れたり、夫婦間でのトラブルが生じたり、そこから発展して、決別や死を選択することも・・・。


市場に供給されている貨幣の量は決まっています。

そこで特定の企業や資本家がどんどん蓄財していけば、市場に出回るお金の量が減り回りにくくなります。
そのためにお金の少ない人々は金融機関などを通じて借金をする。そこには利子が付きます。

この利子は実際には貨幣の量が増えたわけではなく、実際には存在しない負債という名前の数字が銀行システムの中に加算されるだけなのです。

そして今世界はリアルなお金の量を遥かに上回る数字だけのバーチャル幽霊貨幣が月を通り越して遥か彼方まで積み上げられています。

今後この負債は暴発します。その時が大変な時です。地球規模のバブルの崩壊です。
今までそれを見込んで国際金融資本家は動いています。

世界各国の政府もそれなりには危機を感じ対応しようとしていますが、世界を支配している銀行システムは政府の支配下にあるわけでなく、政府を支配しているというのが事実です。

ＩＭＦも極めて一部の人間たちが支配しているのであって、公正な国際機関ではありません。

そんな今の世界機構の配下にいてはあと数年で日本も食い潰されてしまうでしょう。
日本にとってアメリカの崩壊は日本の崩壊にも繋がりかねません。日本が背負っている膨大な米国債のため。


という読みが過去の観点でした。
ところが今世界は日本が食い潰されるのが早いか、国際金融資本家の崩壊が早いかという状況に変化してきました。

事態はまだまだ深刻になっていきます。そして極限に達した時にようやく人間本来の在るべき社会が作り上げられるだろうということです。

ただし、現在の政府と日本国民の意識が今復興支援に見せているような心で一つになれば、深刻な状況を迎えることなく、速やかに素晴らしい世界へと移行できるのです。
政治が変わり、国民の助け合おうと心への変化。これがキーです。


最後に苦言を吐かせてもらいます。

今の時代にカールマルクスが生きていれば、孫正義さんの行為に対して当り前だと言うでしょう。
何百億も儲けているのではなく、それだけ国民から搾取しているのだと。だから国民に返すのが当り前だと。※これは孫正義さんへの批判ではないですよ。今のこの社会の中で非常に立派なことだと思います。

人間は所有するものが増えれば増えるほど、所有欲や執着が強くなり、次第にその執着が身を滅ぼし、世界を滅ぼすことになると。財は蓄えて価値があるのではなく、どれだけ世のため人の為になる財の使い方をするかということでその価値が決まる。




ちなみに僕はマルクス主義者ではありませんが、彼が願った世界は好きです。彼が願った世界は共産主義国家ではないのです。彼の理論は革命のために悪党どもに上手く利用されたということです。

ローマカトリックもイエスの教えなど全く無視です。
して欲しいと思うことを相手にしなさい。愛は与えて忘れなさい。
これらは全く実践されていません。与えるどことか信者から財をかき集めて巨大な隠し財産を作ってきたのが今のローマカトリックです。プロテスタントにおいても同じようなものですが。。。。