人口削減思想は詭弁である

人間の人格というと、哲学的に知情意という３つがあげられるが、この中で人間の本質は何か？

それは情の部分である。


知情意をもうひとつの観点から言葉を変えると、知＝科学・情＝芸術・意＝宗教（または哲学道徳）ということが出来る。


これまで一番疎かにされてきたのは、もっとも人間の本質である情の世界。
いわゆる芸術の世界であり、感情の世界である。


ところが我々を取り巻く環境は、科学偏重主義であるか、または精神世界にはまり込むかという、偏った生き方がなされてきている。

科学と宗教。唯物論や唯心論。どちらも１００ではなく、この世界を理解するには科学と宗教が融合していくより他に道はないのだ。

そして、その価値観に立脚して、人間の本質である情の世界を中心とする価値観で物事を捉えることが出来る生き方をしなければいけないし、また政府もそのように国民を育て上げ、そのような生活を保障できるようにならなければいけない。


目に見えるもののほとんどが、「ビジネス」「金」「チャンス」「儲ける」「損をする」「生き残り」こんな言葉で埋めつくされている。

これじゃ、いつまでたっても人間らしい喜びを知ることはないだろう。


どこに間違いがあるか。

それは間違った価値観を国民に植え付け、資本中心主義という価値観を押し付けているところにある。


もちろんその間違いに気付いている人間もいるが、まだまだこの地球を支配する価値観は、マネー中心主義となっている。

当然、そのような制度になった社会であるから、マネーがなければ生きにくいという現実は隠せない。


ここまで理解できる人間は、では今何をなすべきかが分かるはずだ。

百歩譲って、マネーの存在を維持したとする。では、マネーがあっても弊害が生じないためにはどうすれば良いいのだろうか？

マネーが平等に行き渡る制度になるなら可能だろう。

ところが資本主義ではビジネスが得意な人間には有利な社会であり、不得手な人間には不利な社会である。スタート地点から不平等な社会であるということが分からない経済学者が多すぎる。

またコネというものがまだまだ幅を利かせている社会であるということも不平等を生んでいる。



ここまで話しながら、途中で止めてしまうのはなんだが、世界のシステムは次の段階へと進む準備をしているわけだ。従ってマネーがどうのこうのというだけ無駄なんですね。


さて、人間の本質ですが、それは情の世界であり、感性の世界であり、感情の世界、喜びの本質を求める心。
それが人間の本質です。

何をするのも情が発露となり、そこから得られる喜びの世界に生きるのが人間の本心なのです。


そのもっとも根本は、利他的な行為から得られる喜び。

仕事をすることも、娯楽においても、生活そのものが、その行為を通じて、周りの人間や世界の人間にとっての喜びとなる時に、それが結局自らの喜びとなるのです。

それが愛の世界です。


巷でよく言われるアセンションとは、そのことに気付くことを意味し、この数年間で劇的な成長を成し遂げるチャンスを迎えているということです。

目覚めるのか目覚めないのか。


人間に与えられた最後のチャンスだと僕も考えている。
しかし世界の終わりだとは思っていない。

情の世界。芸術の世界がこの地に実現してこそ、歴史の目的は成し遂げられるのだから。

その時には過労死などという問題は皆無となり、奉仕としての労働は週に２～３日で足りるようになる。
もちろん海洋開発が進み、海洋資源により食糧問題はなくなり、フリーエネルギーによりエネルギー問題もなく、当然医療制度も整い、更に医療の問題はほとんど人間自身が解決できるようになり、医師の存在も不要となる。

海底にも人間の住居は進み、当然宇宙に住むことも実現する。

人口問題もなにも問題はない。人口問題を深刻なものとして取り上げているのは、闇の組織の連中が作り出した嘘の思想である。

人口削減計画を正当化するための詭弁である。


闇の勢力と戦っている正義の群れも、世界中の一人一人が人間の本質に目覚めない限り、いつまでたっても闇の勢力を光の下に引きずり出すことは出来ないということを知って欲しい。