世界の青年学生たちが未来を変える時が来る

中東情勢がますます激しさを増す中で２０１２年以降に起こるであろう出来事は「人種を超えた世界の青年学生たちが団結して地球規模の改革をなす」ということです。

エジプトのデモ行動に関してはいくつかの視点で語られているが、その中の一つに脱アメリカ傀儡政権であるということがある。

そしてこれまで弾圧を受け続けてきたイスラム世界の開放。信教の自由といえるかもしれない。

更に人権の獲得。

この３つの柱が根底にあり、それにからんでエネルギー資源など既得権益の問題や現政権の汚職と不正問題。秘密警察と政府との癒着、貧困などがリンクしている。

特に脱アメリカ支配という構図は今後世界的に起こってくるのは必至であり、それは歴史の必然でもある。

そして最後に残るのはユダヤ、イスラム、キリストという３つの宗教対立の問題となってくる。
世界オンチの日本人にとっては理解しがたい分野であるだろうが、世界の宗教事情や宗教信徒数、そして勢力図などを熟知している人たちにとっては、この３大宗教が政治経済あらゆるものの中に関係していることは至極当たり前のことなのだ。

世界の紛争、対立の最終課題はこの３大宗教の問題を如何に収拾できるかということになる。

そしてこの問題を解決するためのリーダー的役割を果たすのは政治家や宗教指導者ではなく、世界の中の青年たちとなる。まさかそんなことが、と思うのが当然だろうけど、今の世の中の動きとこれからの未来を正しい方向へ導くためのビジョンを描けるのは、国際感覚を身につけた若者たちであるのだ。その若者たちによって世界は先導されるだろうというのが歴史の流れである。

世界各国から立ち上がる若者がもう育ってきている。もちろん能天気な若者も非常に多い。
しかしそうではない若者がもう世界各地に連帯を組んで育っている。

マスメディアは取り上げないだろうが、既に大学を拠点にしたネットワークが出来上がっているということをお伝えします。彼らは人種や文化の壁を越えて地球的規模で世界の動きを見つめています。

今年はまだ中東の問題が解決しておらず、世界中で脱アメリカ支配が終わる頃には、その青年学生たちが軸となって世界的規模の改革を始めるだろうと確信する。

それはちょうど明治維新において中心的役割を担ったのが若者であったことと全く同じなのです。


ここでも歴史は不思議なことを起こすんだなあと感心します。

日本でも知事を中心に新しい改革の息吹が吹き始めているのです。歴史の流れはどんなものも止めることは出来ないのです。津波の勢いや激しさを食い止めることが出来ないように。