お金に操られた社会制度

分かっていることなのだが、公には口に出して言えない事がいくつかある。

特に政治家として長年生きてきた人間ならば、この世でもっとも権力を持ち、支配力を持っているものが何であるのか。

それはお金である。

いくら主権在民といっても所詮は資本主義社会の中に居る限り国民が主権を握ることなど永遠にない。

資本主義という制度が新しく生まれ変わらなければどんな政策を打ち出しても安定した社会を作り出すことは不可能である。

そんなことは百も承知である。ではどうすれば良いのか？

政治家の多くは分かっている。もちろんそれなりに世の中を考えている人間ならば知っている。
ネットの世界で騒いでいる人たちもおおよそ知っている。どうすれば良いのか。しかし口に出して言う時ではない。

知っているのにそのことについて叫ぶブロガーが少ない。
それは何を意味するのか？

ブロガーの多くは金で雇われた情報戦略要員であるからだ。しかしそんな格好の良いものではない。

ただの金儲けとしてキーを叩いているだけのことである。


政治家の誰々・・・それを糾弾してみても焼け石に水。

資本主義社会は金儲け社会であるから、利潤を追求する企業は人間よりもお金が中心となる。
そのことを再度徹底して認識する必要がある。

マスコミもお金でいくらでも操作できる。司法・行政・立法のすべてがそうである。

従って社会を良くしようと思えば資本主義社会の根幹を叩き潰さなければいけない。


であるならばこの世界で一番権力を誇示しているのは大資本家である、という結論に行き着きそうだが、果たしてそうだろうか？

実はそうではない。

資本主義社会は大資本家によって作られたのではなく、宗教家によって作られたのである。


まだ世の中が資本主義の世界ではない時代に、表社会でもっとも力を持っていたのは国王である。
では表があれば裏があるように裏の社会でもっとも力を持っていたのが法王である。

今の世の中で実権を握っているのは表の権力者ではなく裏の権力者なのだ。


そして法王は金貨財宝を神の名を借りて国民から略奪をずっと続けてきたのである。

貴族や財閥・豪族などは表の権力者であり、それらを裏で操ってきたのが神の仮面をつけた法王である。


それがローマキリスト教であった。そのローマキリスト教の支配に終わりが訪れたのが清教徒革命である。

ここから真の神を求めた人々が新天地を求めて建国したのがアメリカ合衆国であったが、時既にお金で全てを支配できる時代の中にあった。

プロテスタント教会はローマ教会の不正を正そうと立ち上がるが、ヨーロッパに根を張ったカトリック教会の支配力は背後にお金の後ろ盾を持ち、どんどんその世界戦略の版図を広めることになる。

彼らのキリスト教布教活動はその実は人間植民地化の手段として法王たちに利用されてきた。


日本人には分かりにくい発想だと思う。

おおまかなアウトラインだけを今ずっと書いてきたが、更にはキリスト教と対当する立場でずっと力をつけ版図を広げてきたのがユダヤ教である。

彼らは神から選ばれた唯一の選民であるという思想を今も捨てずに持っている。

このユダヤ教とキリスト教がこれまで世界の裏側で敵対してきた。そこには様々な情報戦略により世界中にありとあらゆるデマ情報を流し続け、今もそれが続いている。


更にはそれに火をつけるようにイスラム教社会が絡んできているのだ。


この３つの戦いに終止符を打つ為に白いカラスの群れが様々なロビー活動を続け、今や時が熟すのを待っている状態である。

時が熟す。

否が応でも引き返すことが出来ないという状況が来る時を待っている。


その時を早めることのきっかけになるのが、今回の民主党代表選挙となる。



それが無事終われば、資本主義社会の間違いを根底から修正していくための改革は始まる。

しかし人間の傲慢さや私利私欲の権力欲や名誉欲などが優先されれば、民主党代表戦は悲惨な結果となり、経済的な低迷は益々深刻さの度合いを増すことになる。


覚悟を決めておく必要があるかもしれない。

今の社会が当り前だと信じ、これからも変わらないと思っている人間にとっては大きな衝撃となる。


敵を騙すには先ず味方からという言葉があるが今の民主党内部の動きを見ているとまさしくそれが実践されている。政治家には戦略家が必ずサポートしているということを忘れてはいけない。

私設秘書というその実体はその戦略を練ることが多い。

公設秘書は会計士である。