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ミッドな夜にミッドなトークをお届けするミッドナイトトーク。 ネット放送局「ユニミックス」の番組、ミッドナイトトークは、こちらのブログの日記がベースになっています。 真実を追究していくことがミッドナイトトークのテーマです。
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1980年代中頃、グラム氏のもとに一人の末期ガン患者がやってきた。彼に「エイジアック」(Essiac)とよばれる薬草茶を用いたガンの代替療法を行ったところ、ガンは次第に消えていった。やがて病気が回復に向かうにつれ、気心も知れ、その患者と交流を深めるようになった。彼は英軍事情報部(MI6)のエージェントだと自ら名乗り、グラム氏に「エイズウイルスは人間によって、しかも意図的に、つくり出され」「エイズの流行はある目的のために計画され、そのとおりに実行された」という「現在最も恐れられている悪夢の裏に隠されたとてつもなく邪悪な真相を知っている」と打ち明け始めた……

これまで仮説でしか語られてこなかった「エイズ=生物兵器説」が、この軍事エージェントの暴露によって、もはや仮説ではなくなったわけである。そして当初は疑ってかかっていたグラム氏も真相を詳しく知るにつれ、「だんだん信じるようになって」「今の私はこの事実を妄想だとか、馬鹿げたこととしては、もはや無視することはできない」として、自身もまた「数年がかりで、今日爆発的に罹患者が増えているエイズにかかわる真実を執拗に追って」「さまざまな政府関係者を取材し、外交上の隠されていた事実を調べ上げ」「この悪夢のごとき真実を白日の下に」暴き出すにいたった。

エイズはどこで作られたか? その答えはもはや明白だった。

メリーランド州フォートデトリックとニューメキシコ州ロスアラモスにある最高機密施設、米国化学細菌兵器研究所(CBA研究所)で意図的につくり出されたのである。

1945年日本に落とされた原子爆弾もこれら連邦政府管轄の軍事施設(U.S. Chemical and Bacteriological Warfare laboratories)で開発されたのだという。そして「エイズウイルスの起源はさらにロングアイランドのコールドスプリングハーバーの研究施設にさかのぼる」と本書は指摘する。アンドリュー・カーネギー、コーネリウス・バンダービルト、J・P・モルガン、ジョン・D・ロックフェラーらの寄付で1904年「実験的進化研究所」が設立された後、1910年から1940年までの間それを発展的に継承させたのが、今日のコールド・スプリング・ハーバー研究所バンベリー・センターの前身、「優生学記録所」(Eugenics Records Office)であった。主要なパトロンは「鉄道王」エドワード・H・ハリマンの未亡人メアリー・ハリマンで、ついでロックフェラー財団も補助金を提供、1917年にはメアリーがワシントンのカーネギー協会に優生学記録所の財産を寄贈している。さらに慄然とさせるのは、「第二次世界大戦が勃発するまでの数年間、ハリマン夫人のコールドスプリングハーバー研究所はナチス・ドイツの優秀な遺伝学者たちに開放され」「その後、帰国したドイツ人たちは研究所で得た知識を生かし、ヒトラーの計画に基づいて『支配民族』をつくり上げるために医学的な実験を進めていた」という。グラム氏が入手した記録文書によれば、「『優生学記録所』が率先して実験を始めたことは明らかであり、ナチス・ドイツが実験を行ったのはコールドスプリングハーバーのあとだった」とのことである。グラム氏は言う、

われわれが今日直面しているエイズの流行は、コールドスプリングハーバーの「優生学記録所」にその端を発している。優生学記録所の目的は有色人種や下級民族の出生率を抑制させることにあった。

ではエイズの遺伝子組み換えはどのようにして行われたか? これも明白だった。

『RNAの遺伝子改変について』と題された極秘文書によれば、ウイルス学者たちはウシの白血病ウイルスとヒツジのマエディ・ビスナ・ウイルスを混ぜ合わせて培養した。(中略)ウシとヒツジのウイルスは、フォートデトリックの研究所でヒトの組織に繰り返し注入され、ついに突然変異を起こしてヒトの遺伝子と合体できるようになった。こうしてヒトに宿ることのできる待望の「カクテル・ミックス」ができあがった。ひとたびウイルスが「自然に」ヒトに感染するようになると実験はさらに進んで、うまくできた「ミックス」を繰り返し注入されたヒトの体液が使われるようになった。
このことは、もはや言うまでもないが、ヤコブ&リリー・ゼーガル夫妻(『悪魔の遺伝子操作-エイズは誰が何の目的でつくったのか-』の共著者)やアラン・キャントウェル・ジュニア氏(『エイズ・ミステリー──すべての人間に感染する可能性をもつエイズが、なぜゲイの病気として始まったのか?』、及び『エイズの陰謀──彼らはゲイの身体にいったい何を入れたのか?』の著者)がとうに指摘していたことの裏付けでもある。ちなみにゼーガル夫妻が、フォートデトリックのウイルス学部門責任者としてエイズウイルスを開発した張本人とまで断定するロバート・ギャロ博士(現メリーランド大学ヒトウイルス研究所所長、“HIV発見者”として知られる)について本書は、
 
NIHのエイズ研究部門の最高責任者ロバート・ギャロ博士は、バンベリー会議に出席し、ここでなら認めても大丈夫と判断して、人工的にウイルスの遺伝子を変えることで、自然界には存在しない新しい致命的なウイルスをつくってしまったと告白した。
と述べている(XIII章『ついに告白された「新ウイルス」製造の事実』)。これが意味するところは明白であろう。ギャロといえば、本書の以下の記述はきわめて甚大に思われる。

アフリカ大陸、ブラジルおよびハイチでは、ますます毒性を強めた新しいタイプのエイズウイルスが増えている。フォートデトリックとロスアラモスでは、現在、この新しいタイプのエイズウイルスの研究に着手している。まだ調査は初期段階にあるが、どうやらこの新しいウイルスは呼吸器を介して迅速に波及していく傾向をもつようである。

これがなぜギャロと結びつくかというと、すでにギャロは12年前の論文 (Expanded HIV-1 cellular tropism by phenotypic mixing with murine endogenous retroviruses. Science, 247, 848-852,1990)で、「HIV感染させたマウス実験によって呼吸器細胞への感染が観察された」と報告していたからである。その論文の概要について、『現代医学の大逆説』(佐藤雅彦著、工学社刊)にはこう書かれている。

HIVの発見を自認する米国・国立癌研究所のロバート・ギャロらの研究チームが1990年に、『サイエンス』誌(247巻、848頁)に「マウスの内在性レトロウイルスとの表現型混合によって拡張されたHIV-1の細胞親和性」と題する興味深い論文を発表している。これはHIVが遺伝子治療用のヴェクターに使用される事態を想定して、試しにネズミの培養細胞に感染させたらどうなるかを観察したものだったが、結果、培養細胞に感染したHIVはその細胞の染色体内にあらかじめ潜伏していた別のレトロウイルス(=マウス内在性レトロウイルス)と《部品交換》(=表現型混合)を行なって、そうして誕生した新たなHIVは、これまでなら不可能だった呼吸器細胞などへの感染まで観察されたのである。
つまり、HIVが《空気伝播できるエイズウイルス》に変身し得ることを実験的に証明したわけだが、この研究チームは「同実験を厳重な封じ込め実験室内で行なったからウイルスが漏れ出る心配はない」と断り書きを入れていた。
こうしたウイルスが、事故や悪意によって環境放出されることになれば、インフルエンザのように空気伝播によってエイズが拡散することも当然考えられる。

ちなみにギャロが「新ウイルス製造」を告白したこのバンベリー会議は、1985年4月28日から5月1日にかけてバンベリー研究センターで開かれた。前述したように、この研究センターはナチスの遺伝学者たちも出入りしていた「優生学記録所」の後身である。グラム氏によれば、バンベリー会議は「うわべはコールドスプリングハーバーからの援助を受けて開かれた学会だったが、実はアメリカ政府の厳重な管理下に置かれ」「アメリカの秘密諜報部員の指示を受けて、微妙な問題を扱う場合には秘密が漏れないよう厳しい警戒のもとで会議が行われた」とのこと。そして以下に紹介するこの会議の公式スポンサーはほぼすべてが「オリンポスの神々」(後述)と関係の深い多国籍企業もしくは彼らのプライベートな財団であり、次いで紹介する寄付企業もまた「オリンポスの神々」の管理下で選ばれ、そのほとんどは医薬品業界のトップ企業ないしは遺伝子研究分野における中心的なリーダーで、すべての企業が何らかの形でデイヴィッド・ロックフェラー、ハリマン家、モルガン銀行と関係しているという。

公式スポンサーは以下のとおり──

IBM アイ・ビー・エム
The Grace Foundation Inc グレース財団
Texaco Philanthropic Foundation Inc テキサコ慈善基金
The Chevron Fund シェブロン
The Dow Chemical Company ダウ・ケミカル
Exxon Corporation 現エクソン・モービル
Phillips Petroleum Foundation Inc 現コノコフィリップス
The Bristol Myers Fund Inc 現ブリストル・マイヤーズ・スクイブ財団
Rockwell International Corporation Trust ロックウェル・インターナショナル
The Procter and Gamble Company プロクター・アンド・ギャンブル

このほかに寄付援助している企業は以下のとおり──

E. L. du Pont de Nemours and Company デュポン
Hoffman-La Roche ホフマン・ラ・ロシュ
Monsanto Company モンサント
Agrigenics Corporation アグリジェニックス
Becton Dickinson and Company ベクトン・ディッキンソン
Ciba-Geigy Corporation 現チバ・スペシャルティ・ケミカルズ
Genetics Institute ジェネティクス・インスティチュート
Johnson and Johnson ジョンソン・エンド・ジョンソン
Schering Plough Corporation シェリング・プラウ
UpJohn Company 現ファルマシア・アップジョン
Genentech Inc ジェネンテック
American International アメリカン・インターナショナル
Biogen S.A. バイオジェン
Eli Lilly and Co イーライ・リリー
Pall Corporation ポール・コーポレーション
American Cyanamid Company 現BASF
Cetus Corporation シータス
Pfizer Inc ファイザー
CPC International Inc 現ベストフーズ
Mitsui Toatsu Chemicals Inc 現三井化学
Smith Kline and French Laboratories 現スミスクライン・ビーチャム

これらの組織はすべて将来の研究のために多額の寄付をしており、アメリカ政府もまたかなりの額を出資している。しかし正確な金額は公表されておらず、どのように税金が使われたかを会計検査院に問い合わせても回答を得ることはできなかったという。

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ネット放送局「ユニミックス」にてDJをしています。
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