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◇14 ひし形医療論
前章でなぜ夫婦仲を改善するのに親ならまだしも上司や目上の人物との関係を改善しなければいけないのか疑問に思われた方も多いと思う
実はここがこの医療論を定義付けしていくにあたっての論理的な部分となる。
今まで家系図を見て先祖の因縁(受け継いできた親子関係の課題)が色んな問題や病気の根本となっていることはもうお分かりいただけたと思う。
しかし、親子関係とはそもそもどういったものなのか?どういった形が正しい形なのか?それを正しく理解しなければいくら課題がわかったとしてもなかなか先へは進んでいけない。
そしてこれは親子関係や人間関係だけでなく、人間の状態においてもどのような状態が「健康」と呼べるものなのか?人間とは元々どういった状態で始まったのか?ということにも繋がってくる非常に重要なことなのだ。
今まで色んな学者や研究者がいて色んな医療についての書籍はあるが、この「健康」という状態がどのようなものなのかということを論理的に説明できているものは一つもない。
健康で元気である状態がどのようなものかわからないのに「病気」である状態を完治させることは不可能である。
風邪の咳が止まったから、熱が下がったから元気になったと言うが、ではその状態は「病気」がないかと言えば瘀血のところでも説明したが、表には見えていないだけで様々な病気が進行している。
ではその瘀血が全部なくなった状態が健康であるかと言えば、家系の癖で付いた心の癖で起こるストレスによって血液が滞り、また病気の状態になる。
ならばそのストレスの元となる親子関係を改善すれば病気は真に完治するのだが、どのような状態に戻せば良いのかわからければアプローチのしようがないと思う。
もちろんこんな本を書いている以上、私たちはその正常な状態、元に戻すべき形を知っている。
その形がひし形に似ていることから私たちはこの医療論をひし形医療論と呼んでいる。
このひし形は親子関係だけでなくその他様々な問題についての解決にもつながってくる理論であり、この世界の全ての物質的なものや目には見えない精神的なものにおいても全てこのひし形で説明できてしまう。
それらの例を全て説明することはここでは紙面がいくらあっても足りないので控えるが、人間の「意識」というものついてにも少し触れているので楽しみに読み進めていただきたい。
◇13 夫婦仲も親子関係からくるものだ
さて、このように家系図を見ていき、親子関係における色んな問題が見えてきたことだと思う。
中には先祖にそんなことがあったのかと驚きの事実を知った人もいるかもしれない。
普通に生活しているだけではなかなか親子関係を意識して、まして先祖のことまで意識して生きている人はほとんどいないと思う。
しかし、全ての病気は血液の滞りから生まれ、その滞りは心の傷から生まれ、心の傷の原因は親子関係にあるということをわかってもらった今、あなたの考え方も変わってきたのではないだろうか?
考え方が変わると生き方も変わってくる。
もちろん良い方へ変わっていくのだから、この治療法を運命改善と言った私たちの気持ちもわかってもらえると思う。
先祖から受け継がれた親子関係の課題が全ての問題の原因なのだが、その中には夫婦関係のことも含まれる。
夫婦関係が冷め切っている人達は年々増加の傾向にあり、それに比例して離婚率も上がってきている。
前章で離婚と家系の関係を説明してきたが、この章では夫婦関係改善についてのヒントを少しお伝えしたいと思う。
夫婦というのはいずれ子供を授かり、親になって、孫ができ祖父母になるといった家系図をつなげていく大事な役割を担っている。
そんな難しいことでなくとも夫婦仲良いに越したことはないということだ。しかし先祖の課題もあり、そうは簡単にはいかないことばかりだと思う。
そこで私たちがジェノログでお伝えする問題解決についての考え方の一つをご紹介したい。
元の気、つまり病気が改善された「元気」になるためにはどうしたら良いのだろうか?
兎にも角にも家系の問題は、なぜか代々似たような病気になるとか、事故が絶えないとか、金銭のトラブルなどと目に見える形で出て来るが、一番分かり易くいうと先祖の課題が現れてくるということだ。
その中で実は夫婦の間には最も大きな怨讐の根が潜んでいることを知らなければならない。
夫婦とは本来、最も愛し合うべき相対関係にあるのだが、一つ間違えると怨讐関係になってしまうのである。
恋人同士の時は何も感じないのだが、結婚して籍を入れた瞬間からお互いの家系が背負っている因縁が噴き出してきて、様々な問題が続出してなかなか一つになれない。
そういった夫婦が一般的に多いであろう。
仮にもし夫婦仲が壊れて、果たすべき課題が増えてしまうと、それは子や孫の代で2倍3倍になって現れてくるのである。
しかも今の時代の夫婦の出会いのほとんどは、怨讐関係によって引き合っていると考えて間違いない。
つまり夫婦は愛から始まったように見えるが、実は先祖の恨みから始まっているのだ。
その恨みを解消するために相手と出会っている。
家系図に現れているのでよくわかったと思うが、遠い先祖同士の因縁の解消のためとしか思えないゾッとするような現象が起こっていたはずだ。
因縁の解消とは分かり易く表現したとするならば仲直りのようなものだ。
人間は誰でも叩けばホコリが出るが、実は出会った相手はホコリ程度では済まないようなものが出てくるのが本当の姿だと思っていた方が無難な考え方なのだ。
そもそも結婚相手に幸せにしてもらおうと考えて一緒になること自体、心が向かう「与えることで喜びを感じる」ということと真逆の方向へ行っているということを知らなければいけない。
もちろんそれは結果的に病気に繋がることは言うまでもなく、これも理論のところでその仕組みを説明していく。
結婚とは努力の愛が出発する地点だと考え、お互いの努力の結果が本当に愛せる対象として発展していき、夫婦として幸せになるまでお互いに与え合っていくものなのだ。
このようなことも本来は学校教育で教えるべき必須課題であり、そうすればおかしな病気で死亡するということなどはなくなり、真の予防医学が確立したと言えるだろう。
つまり遺伝的に癌になりやすいとか、糖尿病になりやすいとか一般的には言われているが、実は家系の癖が遺伝し、人間関係の癖が遺伝するのである。
そしてそれが引き金となり日常生活の中でストレスを発生させ、結局先祖と似た様な不幸、似たような病気を繰り返していくということが真実なのだ。
◇12 家系図の読み方~2
祖父母の代に夫婦仲が悪く、離婚、再婚がある離婚再婚家系では、その孫の長男に未婚、破産や倒産、離婚といったことが頻出する。
つまり祖父母の代の報いは孫の代で結実するということも、家系調査の統計的な結果から判断できる内容なのである。
近年では少子化によって、ほとんどの男子は長男であり一人息子というケースも多いのだが、子どもの数が全国平均で三人以上だった時代には、家系図を見ると長男だけが困難な問題を抱えるケースが多く見受けられる。
家系的には長男は先祖からの影響を一番受け易い立場に置かされることも統計的に分析することができ、長男を見るとその家系の運勢が見えてくる。
長男は特に父方先祖の影響を受け易く、父方の先祖が悪い場合は長男の運気が大変になる。
また、3世代前からの怒りの連鎖が引き継がれ、あなたの代で最終的に離婚に繋がることもある。
例えばあなたが男性として、両親と祖父母の関係を考えてみる。
祖父が祖母に対しての位置関係が常に上位関係にあり、いつも祖母に対して怒りをぶつけていた。
その家庭にはあなたの母親が祖父母の娘として生まれており、祖母に対して高圧的な態度を取る祖父に憎しみを抱き、無意識の中に父性に対する否定的な思いが根づく。
やがて母親は現在の父親と出会い、結婚し、そうしてあなたがその家庭に男の子として生まれる。
無意識の中に父性というものに否定的な思いを持つ母親は、いつも夫であるあなたの父親に怒りをぶつける。
それを見て育った息子であるあなたは、母親に対して憎しみの感情を抱き、かつて母親が父性を憎んだように母性というもの対して否定的な感情が無意識に刻み込まれる。
やがて息子であるあなたも結婚し、子どもを授かるが、いつしか妻に対していつも怒りをぶつけてしまう。
夫であるあなたの態度に耐え切れなくなった妻は、子どもを残し、離婚を決意し家を出て行ってしまった。
このような家庭を調査していくと、必ず攻撃される側が大病をしているという統計結果も出てくる。
これが離婚家系と病気の関係性を一例にしたパターンである。
もし性格が合わないパートナーと離婚して晴れて解放されたかのように見えても、現実的にまた違う問題が形を変えてさらに大きな難題として必ず後の人生に現れているはずである。
雪だるまのように解決しないまま問題を前へ転がしても、大きくなってまた目の前に現れてくるということである。
結局問題は解決するまで世代を越えて現れ続ける。
このような問題を迅速かつ積極的に解決したい場合は、ジェノログを受けられることを是非オススメしたい。
解決できるかどうかはあなたの努力次第だが、受け継がれてきた課題が何かわかるというだけでも人生の目標ができると思う。
◇11 家系図の読み方~1
ジェノグラム・ダイアログを始めるにあたって市役所や区役所で戸籍をわざわざ取りに行かなくても、親や祖父母が存命であれば、その口伝である程度、自分が受け継いだ課題は見えてくる。
仮に両親が他界しており情報収集が困難な場合でも、現在身の回りで展開している人間関係や、過去に展開していた人間関係で、おおよそ自分の置かれている家系的な課題はわかってくる。
「家系は繰り返す」という言葉は有名だが、これは決して神話でも偶然でもない。
世界中で家系研究が進む中で明らかになった統計的な事実であり、統計学なのだ。
家族や親族の関係性を記した家系図が、精神医学、臨床心理などの分野で、世界では治療を目的としたカウンセリングに広く用いられている。
さて、家系図には様々な形式が存在するが、このジェノグラム・ダイアログ(次回からジェノログ)では、まず始めに家族間での情の関係が密着した良い関係であるのか、関係が薄く悪い関係であるのかを尋ね、それらを分かり易く表にまとめることからスタートする。
すると家族間での情の関係が明確に分かり、しかも世代を超えて同じようなことが繰り返されているということがおおよそ分かってくるはずだ。
さらに、死亡年齢、何かの依存症、自殺などの事実も相談者が開示できるのであれば、家系の癖の傾向を知る重要な手がかりとして書き込んで行く。
これらダイアログの基本的な約束事として話す内容は相手に任せるということなので、言いたくないことはそれ以上聞かないので安心して欲しい。
そして、これで精神的な病気や自殺などを引き起こす根本原因は、先祖における親子関係の問題が大きく影響していることが分かってくるはずだ。
家系図を見て判断していくということは、精神医学や臨床心理の分野でも一般的に用いられているほどの整合性と信頼性があるのだという事実も知っておいてほしい。
ここでは存命情報、死亡年月、死因、の情報もできるだけ正確に分かれば更に判断しやすくなる。
ジェノログを受ける場合は誰もが現在の自分自身を中心にして見ていく。
家系というのは、遡れば遡る程、裾の上が広くなっていき、沢山の血が集まり、最先端にいるのが現在の私たちとなるわけだ。
もちろん上を辿ると、とてつもなく広がって行くのだが、ほとんどの場合が三代上のお爺ちゃんお婆ちゃんのところからで受け継がれた課題というものは判断できる。
私という一人の人物が地上に存在するためには、両親がいなければならないし、その両親にも当然のことながら両親が存在する。
これを辿って行くと、私たちは誰でも家系を背負って生まれてきている代表選手なんだということが理解出来るだろう。
先祖からは体格、体質、性格、情などの影響を受けるのだが、それは遺伝子やDNAに先祖からの情報が入っており、それが現在の「私」を形成するからだ。
それ以外には結婚に至るまでの状態や家庭外での人間関係、夫婦関係や親子関係、仕事なども知らないうちに「私」という存在は家系の癖を受け継いでいるのである。
父方、母方の影響は理論的には50%ずつ出て来るはずであるが、実際に調査をするとそう単純ではない。
多くの家系で家運が衰退し、重病人が多い家系は、統計的に「人間同士での恨みが多い」家系であるということも分かっている。
家族相互間の持つ恨みの心理が精神や肉体に大きな影響を与えているのだが、それらが家系衰退という方向へ向かう結果となっているのだ。
人間にとっての恨みが何かと言えば「愛情関係」「命に関わること」「金品に関わること」である。
これ以外にはなく、この3つが人間の欲望の根源であり、これらを奪われたり失ったりすると最大の恨みになるのだ。
更に細かく説明すれば、命の問題も金品の問題も全て親子の間で起こった少しの誤解から愛情関係の恨みへと発展し、それが病気の原因となる心の傷へつながるということを心に留めて頂きたい。
この親子の情関係が解決されないままで親から引き継がれるため、子孫に色々な影響を及ぼすこととなる。
離婚、再婚、不倫、別居などで愛を失い、奪われたという恨みが多い家系では子孫の愛が実らない。
つまり同じようなことで子孫が苦しんでしまうわけである。
◇10 病気を完治へと導くジェノグラム・ダイアログ
何度も言っているが、全ての病気は心の傷からくる。
そしてその心の傷というのは親子関係に端を発すると言ってきた。
具体的に言うと親子関係の中で世代を越えて受け継がれてきた果たせなかった親子の問題、これがストレスの根本原因だということだ。
そして世代を越えて受け継がれてきた親子の課題を調べるためには、家系図が必要になってくる。
どうして家系図?と思うかもしれないが、これを観ていくことが実は病気と密接な関わりあいがあるのだ。
また必要になってくると言ってもそんなに昔の世代の情報が必要なわけではない。
ほとんどのことは3世代前、つまりおじいちゃんおばあちゃんの世代までということだ。
この家系図を使った治療法でもあり、予防医学でもあるこの方法はこれまでにない全く新しい観点から病気を捉えており、未病を防ぎ、難病を根本から解決していく革命的方法である。
まず私たちは、この家系図を使って問題の根本を解決するカウンセリングを行う。
カウンセリングといってもほぼヒアリングのようなもので、進めていくと不思議なことにあなた自身が病気の根本原因に気づいていくだろう。
そしてあなたの努力次第では、確実に病気は完治へ向けて改善していくし、それと同時に生活環境の改善までされる、まさに運命が明るくなる革命的な治療法だと言っても決して大げさではない。
私たちは家系図を使ったこの治療方法のことをジェノグラム・ダイアログ(家系図を使った対話による治療法)と呼んでいる。
私たちの周りにあるもの全ては、単独で存在できないということはこの世界が証明している。
主体と対象、あなたとわたし、男と女、前と後ろ、縦と横、プラスとマイナス、交感神経と副交感神経、光と闇など。
つまり、心に刻まれてきた傷を癒すということは、あなた一人の力では絶対に不可能ということなのだ。
あなたの心が傷付くには必ず相対する相手がいるはずだ。
ということはその傷を修復するのも、必ず相対する相手が必要になるのである。
物事の原則とは、必ず二つのものが相互作用し合うことで結果が生まれる。
これは後ほど理論のところで図解も含め詳しく説明していく。
このストレスで構築された現代社会に生きる私たちは、間違いなく癌や膠原病など重度慢性病予備軍であり、その根本原因は心の傷なのだ。
これは非常に大事なことなので、しつこいほど何度も繰り返し説明するが、無意識レベルで刻まれた心の傷を放置したまま、食事や生活習慣の改善という外的要因だけ変えても、絶対に解決することはできない。
病気を完治するためには、心の内的要因、現実の外的要因と二つの要素の治療が必要になる。
またこれも繰り返しになるが、現在の病気が発症するストレスの発生原因を掘り下げて行くと、必ず先祖からの親子関係というところへ辿り着く。
次章から家系図の読み方とその証拠たる内容を説明して行こうと思う。
◇9 現在ある全ての治療法の限界とは?
現在世の中には様々な病気に対する治療法というものが存在している。
しかし、それら全てにおいて限界があることを知ってもらわなければいけない。
勘違いしないでいただきたいのは、西洋医学が悪くて東洋医学が良いとか対症療法がダメで代替療法が良いとかそんな次元の話ではない。
誤解を恐れずに言うと西洋医学も東洋医学も病気の根本を発見していないという点では同じだと言える。
しかしもちろん体へ与える影響としては、東洋医学の方が遥かに良いことは間違いない。
西洋医学は外科的な手術と即効的な効果というものは素晴らしいが、化学薬品が与える体への悪影響はもう言うまでもないだろう。
反面、東洋医学の主な考え方は自身の体の機能を使って病気を改善していくというものであるので、当然薬の副作用等はなく、その副作用が原因で違う病気が出てくるなどといった悪循環のもぐらたたきもない。
自己免疫力を利用するということはつまり血液を正常な状態に戻していくということで、血液に副作用があるはずがないと考えていただければご理解いただけると思う。
東洋医学の漢方薬というものはこの血液の働きを戻す手助けをする自然から取れる生薬である。
血液の働きを自然ではなく人工的に制御してしまう化学薬品とは根本的な考え方が違う。
そして漢方薬が原因で起こる痛みや熱などはめんげん反応といい、体の機能にもある自然なもので化学薬品における副作用とは全く似て非なるものなのだ。
こういう言葉はインターネットで調べたらすぐに出てくるので、信じられない人は調べてみると良い。
今の時代はインターネットというものがあるので、色んな情報を無料ですぐに手に入れることができる便利な時代になったものだと思う。
便利さ故の間違った情報に当たってしまうという弊害もあるが、根気よく調べたらきっとたどり着けると思う。
真実は一つしかないのだから。
話は逸れてしまったが、もし血液に副作用があれば私たちは生きていないだろう。
つまり人間は自分で自分を治す力を持っているということだ。
レメディを使ったホメオパシー理論や714Xを使ったソマチッド理論などを見てみても人間の持つ自己免疫力の凄さがわかると思う。
しかしこれらの治療は時間がかかるというのが一つのネックでもある。
なので、時間に追われ休む暇もなく働かなければ生きていけない現代人に東洋医学の代替療法が広まりにくいのも頷ける話ではある。
皮肉な話だが、まさに自分の命を削って働いているのが現代人の姿である。
いくら体に良くないとわかっていても即効的で副作用のある化学薬品を使うしか方法がないという世の中の状態は本当に悲しい。
事故や発作などで薬を使わなければ死んでしまうという緊急性がある場合でなくても、だ。
そして仮に、世の中が改善し化学薬品に頼らず、自己免疫力で病気を治療していけたとしても、これは完治ではない。
最後の根本原因を改善していないので、どんな治療法でも病気の完治はしない。
もし完治しているように見えたとしてもそれは症状が隠れているだけで、また条件が整えば症状は出てくる。
ここが現在の全ての治療法の限界である。
私たちが提唱する新医療論における治療法は完治を目指しており、その為には必要不可欠な病気の原因となる心のストレスの更にその奥の根本原因を解明している。
カウンセリングやスピリチュアル系の人達などに感謝しなさいとか許しなさいと言われ、それがストレスの解消になると言われた人もいるかもしれないが、その人達は全てを許せたのだろうか?
果たして何を許すことが病気の改善につながり、何に感謝することがストレスの改善につながるのか、全てに感謝とか地球に感謝とか言われてもわからないと思うのだが、どうだろう?
全ての治療法の限界と先ほど言ったが、これはこういった精神的な治療法にも同じことが言える。
どの人も一番の根本を観念的には説明できても現実的、論理的に説明してはいない。
全てのものに存在する原理を、観念的にも現実的、論理的にもその両方から説明できなければ片手落ちになってしまい、どこかに抜けがあるということになる。
つまり物理学者にも心理学者にもセラピストやヒーラーと呼ばれるような人達にもどちらにも納得できる説明でなければそれは真実ではないと言える。
私たちがこれから行っていく全ての病気に対する治療法は家系図を使ったものなので、人によっては先祖の因縁があるからお祓いしなさいとか、そっち系の話かと誤解されるかもしれないがそうではないことを最初に断っておく。
むしろお祓いなどで無駄なお金は使わないで頂きたい。
お祓いなどはもし効果があったとしても根本を改善していないため、一時しのぎで結局また元に戻ってしまうのだ。
これはこの治療法で明らかになった親子関係の現実的な課題をしっかりと理解し、それを具体的に解決していくという地に足がついた現実的な方法論なのだ。
そして私たちはこの医療論を通じて今の世の中の悲しい現状を少しでも改善させていくお手伝いができるものと信じている。
次章からは親子関係の課題を明らかにし、病気の原因となる心のストレスの元を解消していく治療法を具体的にお伝えしていこうと思う。
◇8 良心と両親の重大な関係性
腰痛、膝痛、目の疲れ、糖尿病から癌まで、とにかく全ての病気は心が影響して体に現れる症状である。
私たち人間は、常に心50肉体50と半々の影響力が関係し合っている存在であり、私たちの心と体は365日24時間、年中無休で話し合いをしてそのバランス(健康)を保とうとしている。
例えばあん摩や鍼灸、食事療法などは肉体へのアプローチであるが心と体は繋がっているため、体からの癒しは当然、心の解放の手助けもする。
また精神療法のカウンセリングなどで隠していた本心や過失的な部分を他人に指摘されると逆に怒り出す人もいる。
確かに他人に心の中を覗かれて指摘されたりするのはあまり気分の良いものではない。
これは人間は誰しも自分が性格の悪い人間だなどと認めたくないだろうし、本当は誰もが善人でいたいのではないだろうか。
人間が善人でありたいと願うということも全ては喜びへ向かっているという原理に基づく。
簡単に言えば誰の心の奥にも良心が存在し、この良心に反する行動をしたり思いを抱いたりすると、体は良くない影響を受けるというわけだ。
この世の生命あるものは全て良心が否定をしない喜びの状態を望んでいるのである。
日本語で良心と書くと、その音はリョウシンとなり、これは両親とも同じであるが洒落でも何でもなく、誰もが持つ良心とは両親のことでもある。
今の人間は両親の願う方向とまったく真逆に生きているため、体が何とかそれに気が付いてもらおうと病気になるのだ。
しかし、その両親もまたその両親の願う方向と逆に生きてきており、その負の財産を子供に残し、その子供もまたその子供に、、というように病気の原因にずっと気づかずにこの世を生きてきている。
心とは本来は良心ということなのである。
人は皆善人で、正義感が強く、優しくて、思いやりがあり、愛があり、「他人に何かを与えることで喜びを感じたい」と願うのが本来の心の在り方なのだ
しかし、その心の方向に気づかず、利己的な間違った方向へ進んでしまうので、良心(両親)は傷付き、それに気付いてもらうために体は血液の流れが滞り、結果的に目に見える病気となるのだ。
◇7 一体ストレスとはどこからくるのか?
食事にも気をつけ適度な運動もやり、空気もキレイなところに住み、さらにストレスにも気をつけて生活している人は病気にならないのだろうか?
答えはノーだ。
なぜなら私たちが一般的に気をつけられるストレスというのは、表面的なもので本当の根本原因ではないからだ。
その根本原因を改善しなければ本当の意味でストレスに気をつけて生活しているとは言えない。
だから当然病気になってしまう。
もちろん何も考えず自堕落な生活をしている人よりは遥かに病気にはなりにくいが、あともう一歩奥の理由を知り、そこを改善し本当の健康を手に入れていただきたい。
私たちは皆、毎日笑顔で幸せに生きていたいと願い、日々の生活を送っている。
これは人類共通の願いであり、世の中全てのものが持つ喜びたいという原理からくるものである。
職場での人間関係が上手く行かなかったり、恋愛でのトラブルが続いたり、友達と関係が上手くいかなかったり、離婚や不倫を繰り返したり、ギャンブルにはまって借金苦になったり、そういうストレスはできれば無くしたいと誰もが願っている。
しかし同じようなことを繰り返し、ストレスになるパターンがだいたい決まってしまっている人が多いと思う。
これはなぜかと言うと人と話している時に必ず髪を触るとか、鼻を触るとか、人にはそれぞれ身体的なクセがあるのと同様に、心にも特徴と呼べるクセがあるのだ。
例えば、良かれと思い事務所の机の配置を勝手に少し変えたとする。
しかし上司から「それでは仕事がしにくいから元に直して下さい」と普通に言われたとする。
「 はい、分かりました~ 」と何事もなく作業に入る人もいれば、「 また、怒られた 」と落ち込んで塞ぎこんでしまう人もいるわけだ。
これはその人の心のクセがそうさせている。
そして心のクセとは遺伝的に両親から引き継がれたものと、親から受けてきた教育などの心理的イメージの総合作用で形成されていく。
正しくないしつけからの歪みや、親から抑圧された心が、その人の心のクセを決定付ける。
ほとんどの人は対人関係でトラブルが起きたときに、そのトラブルの原因を相手に見出そうとするが、これではトラブルを解決することはいつまでたってもできない。
自分から見て相手の嫌だと思う部分に自分を重ねて自らを見つめ直すことが、人間関係の改善をして行くための最初の基本となる。
そしてこれは親子間であれ、夫婦間であれ、全ての対人関係に同じことが言えるのだ。
原因は外ではなく、内にある。
相手のことを嫌う理由として「 上司は昔仲違いした苦手な相手に似ているから 」など、とにかく突き詰めて冷静に見ていくと、過去に解決されていなかった何らかの人間関係のトラブルが形を変えて再び起きている現象であることが多い。
つまり自分自身の中に解決できていない問題があることに気付かないまま時間だけが過ぎているということだ。
DV男と別れられない女性や、自分にとってマイナスになる異性をあえて恋愛対象として選び、身も心もボロボロになりながら、そのスパイラルから抜け出せなくて結局病気になってしまう人がいる。
よくワイドショーなどで事件の対象者として話題に上っているのもその具体例である。
そういう人は相手が妻子持ちや、アルコール依存症など、何か事情があると余計のめり込んで行く傾向があるのだ。壁があるほど燃えるタイプというやつである。
ではなぜそんな恋愛しかできないのか?
色々な理由があるが、アルコール依存症、薬物依存の家族がいる環境で育つと、その子どもは、傷を抱えたまま大人になり、自分を卑下し、誰かに必要とされることを必要以上に望んだりする。
そして自分に関心のある安定した人には興味がなく、麻薬やお酒や甘いものに依存し易く、好きな人の保護者になりたがる。
こういう人は両親からの愛情を感じることがなく育ち、自分には幸せになる資格がないと思っていることが多い。
また相手との関係を維持するためには、どんなこともするし、その人無しではいられないという依存傾向がある。
これもやはり家庭環境が原因で、対人関係のトラブルによるストレスから病気に発展するパターンだ。
また、「 誤解を受けやすい人だから」とか「ダメな人だから私がなんとかしなくては 」と相手に何かと余計な世話を焼き、「 ダメなところを私が変えてあげる 」と相手の自由を束縛するという依存のパターンもある。
このような人は「 私は認められていない 」という裏の心が非常に強く、そこから起こる対人関係のトラブルが原因でストレスを生み、病気を発展させる原因となる。
つまり「 I'm OK. You are not OK.(私は大丈夫だけどあなたは大丈夫ではない) 」という心理学的に言えばaggressive(アグレッシブ)という攻撃的な対人対応となり、相手を攻撃して自分の思い通りに変えようとする。
こういう人は、自分の力であなたを立派な人にしてあげると、自分の愛で相手を真っ当な人間にしてあげようと思うのが特徴だ。(本当は愛ではなくエゴのだが・・・)
しかし、このように相手をコントロールしたい欲求が始まりで、うまく行くケースはまずない。
一見うまく行っているように見えることもあるが、実は相手が我慢しているだけなので、相手側もやはりストレスが原因で病気になってしまう可能性が高い。
このような行動に出る人も心の中に満たされないものを持っていて、何かを人生に依存しているタイプが多く、本質的な自分自身に目を向けることを恐れている。
そしてこのパターンも親から十分な愛情を受け取れなかったことが原因である。
これは分かりやすい例だと思うし、依存症が親子関係からくるものだという話は聞いたことがある人も多いのではないかと思う。
しかし、このような分かりやすい例も含め、これ以外にも全ての病気においての原因が親子関係にあるのだ。
◇7 心はどこにあるのか?
人間の体は約60兆個の細胞でできていて、毎秒約50万個の細胞が生まれ変わると言われている。
DNA遺伝子は約6週間、胃腸内壁は約5日、皮膚細胞は約4週間、肝臓の細胞は約6週間、骨格の細胞は約3ヶ月、つまり1年もあれば、肉体は全く新しい細胞に入れ替わってしまう。
つまり心が肉体に影響するということを考えていけば、病気とはストレスを無くし、心を正常な状態に戻し、細胞を正常に活動させると、どんな病気も1年たらずで完治へ向かうということだ。
心が体へ与えている影響は本当に計り知れず、日常を見るだけでもこんなにもある。
◇極度に緊張すると喉がカラカラに乾く
◇極度の怒りで血が頭に上り、顔が真っ赤になる
◇恐怖のあまり顔が紫になる
◇精神が落ち着くと便秘が解消される
◇極度のストレスにより一晩で髪の毛が真っ白になる
◇心配し過ぎて胃が痛くなる
◇枕が変わると眠れない
これらは瞬時に自覚できる状態として現れるが、これは心が体へ影響を与えていることが目で見て証明出来る内容である。
私たちは周囲の環境、社会、人間関係など、様々な外圧を受け、快・不快を感じ、瞬時に危機を判断したり、無意識に感情を現したり、それらが全て肉体的な反応として現れる。
気づかないものもあるが、心の変化は確実に全て体へ影響を及ぼしている。
人間は知識を蓄え、芸術や文化を創造する能力も兼ね備えている。
さらには相手を思う気持ちもあれば、愛情を注いだり、反対に怒ったり、憎む気持ちもある。
では私たちの意識や行動のエネルギーとなる「心」とは、一体どこにあるのか?
心の所在には諸説あるが、私たちは一つの結論を出している。
心の在り処は未だに世界共通認識としての答えは示されておらず、心が脳にあるという人もいれば、腸にあるという人もいる。
あるいは心臓にあるという人もいれば、細胞の全てに心があるという人もいる。
さて、一体どれが正解なのだろうか?答えは全て正解だ。
なぜなら心は血液にあるのだ。
言い換えれば心が目に見える形となって現れたものが血液ということだ。
間違いなく言えることは、みなさんが既に経験されているように、心で感じたことは肉体的な反応として何らかの形で体に現れて来るということだ。
ここで注意して頂きたいことは、表面で感じ取れる意識では自覚できないのに、必ず体には症状が現れているということだ。
先ほども言ったが、心は血液でもあるので、その変化は確実に体に現れている。
表には見えなくても細胞や分子素粒子レベルで変化が起こっている。
病気を治すという発想は食事の不摂生や環境汚染を疑い、外部環境だけに目を奪われるのが一般的だ。
瘀血のところで説明したが、心が血液に影響を与えるということは科学的にもすでに証明されている。
赤血球の周りには、マイナスイオンの荷電層が存在することが確認されている。
正常な赤血球は、マイナスイオンの電位を有しているため、同じ極の磁石同士がはじき合うように、赤血球はお互いがくっ付かずバラバラの状態で毛細血管を移動する。
そして細胞に必要な酸素や栄養素を配達し続けることで健康を保つという仕組みになっている。
しかし、ストレスなどが起こると、その微妙な心の変化が赤血球に電子信号を送り、赤血球の形を歪めてしまい、毛細血管の血流障害を起こす。
血流障害が起こると瘀血になり、細胞が死滅し、その積み重ねによりやがて大きな慢性病に発展していく。
外的要因である食生活や生活習慣の改善も大切だが、やはり長期間ストレスを抱えた状態というのは、確実に大きなダメージを肉体に与えていくことは間違いないので、心の状態というものを絶対に見落としてはいけないのだ。
人間が健康を維持していくためには、目で見える肉体的、物質的なケアと共に、目に見えない心的、精神的なケアとの両方のバランスが重要になってくる。
現代の代替療法が効果的であることは認めるが、どれを見ても物質的アプローチに偏っており、ストレスというものの根本原因も明らかにはしていないので、結局完治には至らない対症療法だと言うしか無い。
ここまでの説明で心と血液がいかに病気というものと密接しているかがわかってもらえたと思う。
◇6 瘀血の早期発見
血管が詰まってしまったために栄養や、酸素欠乏となった細胞が死んでしまう病気を梗塞と呼ぶが、よく耳にする心筋梗塞や脳梗塞などがそれにあたる。
しかし瘀血によって生じる細胞死とは、まったく症状が違うのだ。
現代医学で一般的に言われている梗塞とは毛細血管ではなく、動脈硬化という血管の壁の病気で、太い動脈血管がつまる病気である。
太い血管の梗塞というのは、病気になったら誰にでもすぐ分かるので、病気を治すチャンスが得やすい。
しかし瘀血という病気の本当の恐ろしさは、毛細血管で毎日微小に細胞が死んで行くのでなかなか気が付けないことにある。
私たちの体は毛細血管が詰まり、ごく少数の細胞が死ぬということなどを認知したり自覚したりするようには出来ていないのだが、これが癌にもつながる瘀血という病気の真の恐ろしさなのだ。
なので健康であると信じきっている間も、実は誰にも気づかれないように細胞の死が進行していき、それが発展して深刻な病気を引き起こすことになる。
しかし瘀血の初期症状を発見する方法は、ちゃんと存在する。
瘀血によって症状が現れる部位には歯肉細胞や、表皮細胞や内臓と個人差はあるが、共通して細胞の破壊が行われる部位が筋肉組織なのだ。
筋肉組織は皮膚に覆われているために目で確認することはできないが、筋肉組織が破壊されると肉体に或る症状が出てくるのだがそれが肩こり、首こり、腰痛である。
これらの症状はあまりにポピュラーなため、恐ろしい瘀血の前兆だとは誰も考えない。
そしてこの瘀血の最終段階が癌なのだが、未だに医学では癌の根本原因は分かっていない。
もしそれが分かっていれば、これだけたくさんの治療法があるにもかかわらず死因の上位に慢性病があるわけがない。
原因がわかっていないから完治させることができないのだ。
一時的に症状が収まったり、薬を飲み続けることで保っている状態は治ったとは言わない。
病気というものを完治させるためにはまず人間の健康な状態がどのようなものであるかを理解し、そしてそれを阻む原因となるものを一つ一つ取り除いていく。
それしか方法はない。
その阻む原因となるものが親子関係ということなのだが、まだもう少し肉体的側面から考えていきたいと思う。
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ネット放送局「ユニミックス」にてDJをしています。
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